「バリアアリー」のアプローチ:自立とQOLの向上

ケアの方法

こんにちは、介護の現場で働く皆さん!今日は、高齢者の自立を支援する「バリアアリー」というコンセプトに焦点を当てたいと思います。このアプローチは、すでに長い間存在しているものですが、今回の記事ではその実践によって得られる利点と、その他の取り組みについてご紹介していきます。

はじめに

夢のみずうみ村というデイサービスで実施されている「バリアアリー」は、伝統的な介護の考え方を逆転させた、革新的なコンセプトです。通常の介護施設がバリアフリーを目指す中、夢のみずうみ村では意図的に障害物(段差、坂、階段等)を配置し、利用者さんの自立性と生活力を高めることを目指しています。

バリアアリーの理念

夢のみずうみ村では、通常のデイサービスと異なり、あえて障害物(段差、坂、階段等)を配置することで、利用者さんが日常生活で直面する困難に自ら対処する能力を育むことを目指しています。この施設の考え方は、高齢者の自立を奨励し、認知症予防や改善にも期待されています。

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ユニークなプログラムと施設内通貨「ユーメ」

この施設では他にもユニークな取り組みがあります。特に注目すべきは施設内通貨「ユーメ」のシステムです。利用者さんは、リハビリ活動や日常の小さなタスクを通じてユーメを獲得し、それを使って施設内のサービスを利用します。このシステムは、金銭管理能力や計画性を養うと共に、日常の小さな喜びを提供しています。

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利用者さんの自己選択と自己決定

夢のみずうみ村の別の特徴は、利用者さんが自分の一日を主体的に計画できることです。朝9時に施設に到着した利用者さんは、多様なメニューからその日の行動を決めます。

その内容は以下のように豊富にあります。

  1. 脳を活性化するメニュー」(料理教室、言葉のリハビリ等)
  2. 手先を鍛えるメニュー」(陶芸、習字等)
  3. 身体を鍛えるメニュー」(プール、リハビリ体操等)
  4. 身体を癒すメニュー」(あんま、ほぐし等)

これにより、利用者さんは自分の興味やニーズに合わせて活動を選び、自己決定の機会を持つことができます。

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まとめ

夢のみずうみ村の「バリアアリー」は、従来の介護の枠を超えた斬新なアプローチを提供しています。この施設は、高齢者の自立と活力を促し、介護の新しい可能性を提示しています。利用者さん一人ひとりの自立と生活力の向上を目的としたこのコンセプトは、今後の介護業界において重要なモデルとなるでしょう​​​​​​。

いかがでしたか?夢のみずうみ村の「バリアアリー」は、自立とリハビリをうながす斬新な介護方法です。利用者さんが日々の活動を自主的に決定し、施設内通貨「ユーメ」を通じて金銭管理や計画性を養うシステムが特徴です。ご一読ありがとうございました。ではまた次回の投稿をお楽しみに!

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